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お便所

新連載!魔物使いの俺、最強の勇者パーティをクビになった件

最近追放系作品が流行っている様なので、便乗して私も執筆してみることに致しました。拙い文章ではございますがお楽しみいただけると幸いです。

 

魔物使いの俺、最強の勇者パーティをクビになった件

 

勇者ヴィレザ「レビン、君には3/31付けでこのパーティを抜けてもらうことになった。」

 

魔物使い(ビーストテイマー)レビン「そんな理不尽な…!どうして急に…」

 

やや食い気味にヴィレザは答えた。

 

ヴィレザ「急にではない。一年前から、結果を残せないようであればこれ以上の雇用継続は保証できないと釘を刺しておいたはずだ。」

 

レビン「そんな…でも…。このパーティには俺が居ないと…」

 

ヴィレザ「残念だが君の“魔物使い”としての能力は平均以下と言わざるを得ない。一般的に魔物使いは初期状態で1匹の魔物をテイムできる。」

 

レビン「そうだよ。でも俺は2匹の魔物を使役している。」

 

ヴィレザ「ああ、そうだな。…冒険者ギルドから発行されるEXスキル許可状Ⅰ〜Ⅴを所持していれば最大6体までの使役が可能だ。君はEXスキル許可状Ⅰを所持しているから2体使役できるのは当然だ。」

 

ヴィレザは深くため息をついた。

 

ヴィレザ「許可状Ⅰの発行に必要な試験はパーティでの挑戦が認められている。が、単独で試験に挑戦しなければならない許可状Ⅱ以降を君は所持していない。ギルドの発表によると魔物使いの62%が許可状Ⅲまでを所持しているそうだ。しかも君が使役している魔物は“ナッツラット”と“デミバード”。いずれも下級獣だ。これが君を平均以下と評した根拠だ。」

 

レビン「だからってクビなんて…俺だってこれでも精一杯頑張ってるんだ。」

 

ヴィレザ「…2年前の魔王討伐後、我々のパーティが外資系貴族に買収された事も以前話したな?魔王軍残党の脅威も弱まってきた今、以前のような高額出資は望めなくなっている。」

 

レビン「…。」

 

ヴィレザ「魔王討伐までのつらい旅路で、我々は“ムードメーカー”である君の明るさとユーモアに何度も助けられてきた。どんな苦難にも立ち向かうことができた。だからこそ、この一年で何としてでも結果を出してパーティに残って欲しいと思っていたんだ。私も新たな出資先を募ったり何とか手を尽くしてきたがここが限界なんだ。」

 

ヴィレザ「あとナッツラットめちゃくちゃ可愛かった。」

 

隣の卓に座っていた同じパーティメンバーの女僧侶と女魔導士が声を上げて泣き崩れた。背を向けてカウンター席に座っている屈強な男戦士は、岩石の様な肩をかすかに震わせている。

 

ヴィレザ「…戦士ゲイザーは君の解雇に最後まで反対していた。何とか君の分の生活費と、ナッツラットとデミバードのエサ代を捻出しようとクエスト依頼のない日も昼夜を問わず石切場で働いていたんだ。」

 

ガタンッと大きな音を立て、椅子を倒して立ち上がった戦士ゲイザーはそのまま外へ駆け出していった。先程まで喧騒に包まれていた酒場はいつの間にか静まり返っている。

 

ヴィレザ「…ここまで聞いて、何か異論はあるか?」

 

ヴィレザの声が心なしか震えている。

 

レビン「…ありません。」

 

ヴィレザ「…そうか。では、月末までにパーティを去る支度を整えておいてくれ。脱退に関するギルドへの諸手続きはこちらで行っておく。君のこれからの旅路に、幸多からんことを。」

 

レビン「…今までありがとうございました。」

 

酒場を後にしようと立ち上がり、背を向けて歩き出す。

 

酒場の扉を開ける前に振り返る。

勇者ヴィレザは俯き、幾つかの雫で卓を濡らしていた。

 

 

魔物使いの俺、最強の勇者パーティをクビになったが完全に怠慢による自業自得だった件

〜Fin〜

 

☆夢も希望もないクソカス現実主義太郎先生の次回作にご期待下さい!

 

 

 

 

 

 

漫画化・アニメ化のご依頼お待ちしています!!!!!

ブービー賞

皆様、『ブービー賞』というものをご存知でしょうか。

 

ブービー賞について

ブービー賞(ぶーびーしょう、booby prize)とは、スポーツなどの大会において、最下位または最下位から2番目の競技者に与えられる賞である。

 

本来、ブービー(booby)とは最下位の意味であり、ブービー賞の賞品もジョークの込められた、取るに足らないものであることが通例だった。しかし日本では、弱者にもチャンスを与えるためか、ブービー賞に豪華な賞品が用意されることが多く、極端な場合には優勝に匹敵するほどの価値を持つ賞品が与えられる時まである。

そこで、故意に最下位を狙うという戦略を排除する意図で、狙いにくい最下位から2番目にブービー賞を与える流儀が定着した。(引用:Wikipedia

 

 

実は先程、私のとある作品がブービー賞を受賞しました。

当記事では日本独自である下から二番目という意味でのご紹介となります。

 

 

それでは早速ですが、非常に名誉あるブービー賞を賜った私の作品をご覧ください。

 

怪しい香りのピアシング数値

 

ん?これのどこがブービー賞なの?

そうですよね。それでは続いてこちらをご覧ください。

 

2 ・ 56

鋭い方はもうお気づきかもしれませんね。哀れみの眼差しや嘲笑を感じます。

 

まだ解らないという心の清らかな方の為に参考資料をご用意いたしました。ご査収願います。

 

最大ダメージとピアシングの付与範囲にご注目ください

 

もうお解りいただけましたね。

 

ピアシング:最低値

最大攻撃力:最低値+1

 

顔面が蒼白な、あまりのショックに絶命しそうになる蒼白な絶命ルインアブソルートボウが完成しました。

これは紛れもないブービー賞ではないでしょうか。

せめてピアシングは3を引いて欲しかった。

 

とはいえ、こんな残念な数値でも以前貼り付けていた『pre:ロケット/suf:絶命』という、NASAJAXA職員が聞いたら卒倒しそうな縁起でもない字面のエンチャントに比べたらしっかり体感できる程の火力増加はしているので、この悔しさを糧に2枚目の蒼白なES入手に取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログネタをくれた蒼白エンチャントスクロールくんありがとう!!!!!!死ね!!!!!!!

 

風化させてはいけない凄惨な事件

以前から「いや、絶対続かんだろ。ネタもないし。」と踏みとどまっていたブログをついに開設してしまいました。正直ネタはないんですけどね。

スーパープレイだのエンドコンテンツ攻略だのを書けるほどの実力はないし、友達百人くらいいる小学生の夏休みの絵日記みたいなキラキラした交流もない…どうしようか。せめて一発目を飾る記事くらいは”自分らしさ”を出していきたい。何事も最初が肝心と言いますからね。歌舞伎揚の超マシマシにんにく味を食べながら小一時間ほど考えた結果、あの痛ましい事件について書くことに決めました。

 

遡ること一か月ほど前――――

何時ものようにマビノギに関するツイートを漠然と眺めていた私の目に、こんな内容のつぶやきが飛び込んできた。

 

「ネズミペットをパンパンに全身パンプして、ネコ島のNPCを倒したい!」

 

あー、これね。自分も昔試したことあるけどミリすら削れなくて5分で諦めたんだよなぁ…と忍耐力を微塵も感じない記憶が蘇ってくる。…いや、待てよ?今のハイパーインフレ環境ならもしかするともしかするんじゃないか?

 

ということで再チャレンジしてみることに。

がわ゙い゙い゙な゙ぁ゙ガン゙ガ゙ル゙ー゙ネ゙ズ゙ミ゙ぐん゙

 

さっそくネコ島に赴き、カンガルーネズミくんにディヴァインリンク・各種バフをかけカウンターさせるも、木刀を持って小動物を虐待する暴漢の体力は一向に減る気配がない。

やはり鼠族では人類に敵わないのか…戦略的撤退を視野に入れ始めたその瞬間、恩知らずのクソネズミが飼い主への大恩を仇で返す愚行に出たのだ。なんと、飼い主を盾にしようと足元まで戻ってきたのである。愚かなネズミとともに殴られるわがキャラクター………待てよ?ネズミをターゲットにした攻撃にプレイヤーが巻き込まれるということは…

暴漢の通常攻撃には小範囲ながらスプラッシュが発生している。

なるほどなるほど…これならペットに加えてプレイヤーのカウンターも攻撃に加えられる。

近接武器攻撃に持ち替え、ネズミと共闘態勢を取ることに。ネコ島の暴漢は動物愛護法違反から暴行罪へとグレードアップ。

しかしプレイヤーのカウンターダメージが加わったところで焼け石に水。暴漢の攻撃力がそもそも低すぎるのだ。

ここまで来てやはり諦めるしかないのか…何とか状況を打開する策はないかとインベントリに目を向ける。そしてカバンの奥底で半ば錆び付きかけていたある刀剣の存在に気づいたのだ。

 

いやいや…まさかな…。

 

…。

……。

………。

 

は????(3億1999万6480ダメージ)

 

お前、毒効いたのか…。

圧倒的な体力を誇っていた暴漢にも決定的な弱点があったのである。

旧ジャイガード・エルフガードには毒対策がされていたので全く期待はしていなかったのだが…

こうしてカウンターを続けること2時間弱。遂に…

成し遂げたのである。

 

こうして晴れて殺人犯となった私は、エイリフ王国に追われる日陰者として暮らしていくこととなったのだ。

      -完-

 

 

一発目からクッソしょうもない記事で笑っちゃうんすよね。でもこの程度のことしか書くネタもないという。

じゃあブログやるな?それ後で聞こうか。

ちなみに倒したネコ島保護会員は少し経ったらその場にリスポーンしたので、皆殺しにすることは出来なさそうです。

 

ヴェノムソードをお持ちの皆様、フェスティアパンチパンチを超えるクソデカダメージを出して気持ちよくなってみてはいかがでしょうか。